本書は兵庫県立美術館で開催（会期：2003年1月24日―2003年3月14日）の展覧会「具体」の関連図書です。


国際的な活動を展開した前衛美術グループ「具体」の結成50周年記念回顧展を機に、その18年の記録をコンパクトにまとめた入門書。

兵庫県芦屋市在住の画家、吉原治良をリーダーに結成された「具体」は、それまでの美術の概念にとらわれない奇想天外な発送で、ユニークな作品を数多く生み出しました。その独創性は国内外で多く注目を集め、戦後いち早く、欧米の美術運動と連動して国際的な活動を展開しました。1972年、吉原の死にともない「具体」は解散したが、その後も人々の関心は衰えず、むしろ活発さを増し、1980年代中頃から、国内各地の美術館や、スペイン、旧ユーゴスラビア、イタリア、ドイツ、そしてパリの美術館で相次いで「具体」を回顧する展覧会が開かれてきました。本書はその50周年を機に出版されたものです。
前人未到の美術グループ「具体」のたくましい実験精神、創造的エネルギーを再発見する手だてとなると同時に、新たな「具体」論を促す一助になれば幸いです。

Size : H24×W17.5×D2 cm
Page : 205

発行年 : 2004
発行 : 美術出版社
出品作家：吉原治良、元永定正、白髪一雄、嶋本昭三など

※1冊まで：レターパックライト・レターパックプラス
　2冊以上：佐川急便
以上での発送が可能です。